パートの主婦層の求職者の増減の傾向

パートと正社員の格差をどう埋めるか

パートの主婦層の求職者の増減の傾向 ひと月間同じ時間だけ働いたとすると、正社員の月給は20万円を超えますが、パート社員の賃金は12万円そこそこといった程度です。この差はひと月でも大きいですが、積もり積もればかなりの開きになるのは言うまでもありません。そのため、以前からパート社員の時給アップが叫ばれていますが、上がってもせいぜい10円、多くても30円程度ですので、正社員との給料の格差を埋めるのは容易ではないといえるでしょう。そもそも企業が安い賃金で人を雇いたいと思っている限り、時間給労働者の賃金が正社員の月給と並ぶのは、まず考えられないことだと思われます。

正社員にはほかに福利厚生があり、厚生年金掛け金を半分会社が払ってくれたり、大企業を中心にボーナスやベースアップも復活しています。大きな企業で働く時間給労働者なら、多少の恩恵は受けられるでしょうが、格差も大きいと実感することも増えてきます。福利厚生については、配偶者控除等の関係からそれほど必要としないという人もパートには多いと考えられますので、一番求められているのが賃金格差の是正であることは間違いありません。この格差を埋めるための手段として、正社員の給料削減分を時間給労働者の時給に充てるのが一番の方法ですが、それがもっともむずかしい方法でもあります。

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